発毛剤には種類がある!?どんなものがあるの?
ドラッグストアなどへ行ってみると、ずらっと並ぶ発毛・育毛剤の数々。
まるで女性用のコスメのようにさまざまな種類のものがありますが、
いったいどれを選べば良いの…?と悩んだ経験のある男性も少なくないでしょう。
一口に発毛剤とは言っても、その陳列されている数が物語っているように
さまざまな種類のものがあります。
自分の薄毛・抜け毛の症状に合わせたものや、副作用などのデメリットを
しっかりと理解してから購入すればピッタリのものを使うことができます。
では、発毛剤にはいったいどんな種類のものがあるのでしょうか?
そもそも発毛剤というのは、肌の中で眠っている毛根に対して刺激を与えて呼び覚まし、
発毛させるようにするという仕組みになっています。
私たちの体に生えている髪の毛、わき毛、手足の毛、全身のありとあらゆる毛には
それぞれ生え変わりの周期・毛周期というものがあって、
ぐんぐんと伸びる「成長期」、
細胞の働きが衰えるとともに毛の成長も止まる「退行期」、
そして毛が自然と抜け落ちて「休止期」に入ります。
この休止期の毛というのは抜け落ちていますからもちろん目では見えません。
しかし、毛が伸びるための司令塔である「毛乳頭」と呼ばれる部分は毛穴の奥底にひっそりといますから、
再び成長期に入ると栄養を蓄えて髪が伸びていくというわけなんですね。
この休止期に毛乳頭にしっかり刺激を与えてやれば、発毛が期待できるという仕組みなのが発毛剤です。
発毛剤には大きく分けて「服用タイプ」と「塗布タイプ」とに分けられます。
多くの方が利用しているのは後者の塗布タイプだと思います。
やはり塗布タイプの発毛剤は薬局などで手軽に手に入れやすいということや、毎日使いやすいということ、
また副作用の心配が服用タイプよりも少ないということが挙げられます。
そのぶん塗布タイプは効果も服用タイプより劣ってしまうということもあり、長期的な使用が求められます。
主に「ミノキシジル」という成分が含まれているのが、この塗布タイプの発毛剤にあたります。
次に服用タイプですが、これはアメリカで開発された「フィナステリド」という成分が含まれているものが多いようです。
日本では「プロペシア」と呼ばれ、薄毛や抜け毛の大きな原因である
男性ホルモン・ジヒドロテストステロンが作られるのを防いでくれるという働きがあります。
このフィナステリドは海外では日本よりも昔から薄毛や抜け毛に効果があるとされていて、
日本では2005年に発売されました。
手に入れるためには医師の処方のみとなっている上に、保険適用外となりますのでご注意を。
服用するタイプの発毛剤であるフィナステリドの場合は、そのほかにも副作用のおそれや
服用中には献血が行えないということも注意しておかなければなりません。
ちなみに、フィナステリドのように服用タイプの発毛剤であっても
やはり発毛の効果を期待するならば長期間(6ヶ月〜)の継続した服用を。
もちろん服用を中止すればまた元通りになってしまいますから、
薄毛や抜け毛をなんとか改善させたい!という方は根気強く発毛剤を使用してみましょう。